教祖直筆
明治4年(1871)、明治政府の宗教政策で、教祖は神職の資格を失い、同6年、布教差し止めが命じられ、広前を退きました。
布教再開の許しが出る1カ月間、教祖は、これまでの自らの信仰を確認すると同時に、宗教行為ができなくなる中に、苦難を抱えた人々がどうしたら助かるかを苦悩されました。
その結果、神から、「生神金光大神 天地金乃神 一心に願 おかげは和賀心にあり 今月今日でたのめい」という書附が示されました。これを『天地書附』と呼んでいます。
教祖は、この天地書附を書きため、参拝した人々に下げました。これは、お守や護符ではなく、よく見える所に張っておき、「心の守り(信心のめあて)」として信心していけば、必ず、おかげが頂けると約束されました。
天地書附は、本部はじめ各教会の神前に掲げられています。教祖の教えの神髄であり、金光教のすべての教えが集約されたものとしています。